XGモバイル推進フォーラム(XGMF)は3月10日(月)に明治記念館にて2024年度の定時総会を開催し、会場には116名(一般会員88社)、オンラインでは62名の参加をいただきました。2024年4月1日に5Gモバイル推進フォーラムとBeyond 5G推進コンソーシアムを統合し、新たに設立されたXGMFの初年度の定時総会となります。
総会はARIB西岡理事(XGMF事務局長)が司会を務め、冒頭では共同代表の中尾先生より、5G普及と6G推進に対し「各国のプライオリティを共有しながら、戦略的かつ効率的にインフラ投資が進むことを願っている」との挨拶がありました。続いて、総務省総合通信基盤局電波部長の荻原直彦氏より来賓としてのご挨拶をいただきました。荻原電波部長からは、XGMFに対して「5Gインフラは普及してきたが、これを活用したビジネス創出・展開が引き続き課題であり、様々な分野の人が参画しユーザ視点も取り入れたビジネス化に向けた活動を進めているXGMFの検討体制に総務省としても期待している」、また「国際競争力確保のためにも関連推進団体との連携が重要であり、XGMFの活動成果が国内外のBeyond 5G市場の進展につながるように総務省としても力を合わせて取り組んでいく」とのメッセージをいただきました。
ARIB 西岡氏
東京大学 中尾氏
議案審議では、共同代表の森川先生を議長として選任し、第1号議案「2024年度の活動報告と決算(決算は2024年12月までの暫定)」、第2号議案「2025年度の活動計画と収支計画」、及び第3号議案「2025年度役員として森川・中尾両共同代表の再任と会計監査役(KDDI毛利氏)の選任」の3件の議案について西岡事務局長より説明が行われました。各議案について、会場およびオンライン参加の会員から特に異論はなく、すべて承認されました。
総務省 荻原氏
東京大学 森川氏
議案審議終了後、総務省新世代移動通信システム推進室長の影井敬義氏より「次世代情報通信Beyond 5Gに関する主な取組と大阪・関西万博における『Beyond 5G ready ショーケース』」と題した講演が行われ、総務省のBeyond 5Gに関する最新の取組、及び大阪・関西万博への出展計画について紹介されました。
総務省 影井氏
総務省 湯本氏
総会終了後には意見交換会を開催し、総務省総合通信基盤局長の湯本博信氏から来賓としてご挨拶をいただきました。意見交換会も136名に参加いただき、活発な交流が行われました。会員同士の親睦を深める貴重な機会となり、盛況のうちに終了しました。