XGモバイル推進フォーラム(XGMF)は、台湾デジタル発展部の依頼を受け、2024年11月8-9日に台湾(台北)の華山1914クリエイティブパークで開催された「Private 5G Networks x Innovation Day」において講演を実施しました。
「5G TechConnect: Global Innovation & Collaboration Forum」のセッションでは日本電気株式会社エアロスペース事業部門上席事業主幹/上席テクノロジー・エバンジェリストの藤本幸一郎氏とソフトバンク株式会社ユビキタスネットワーク企画統括部HAPS推進部担当課長の田中靖人氏が登壇し、「Industry application sharing」のセッションではXGMF共同代表の中尾彰宏氏(東京大学大学院工学系研究科教授)が講演を行いました。
NECの藤本氏から「衛星通信によるエンタープライズネットワークの進化」と題し、ローカル5Gの工場利用、アリーナやゴルフ場といった屋外でのユースケースの紹介及び今後の課題解決の手段として宇宙通信ネットワークを取り入れるとの説明を行い、ソフトバンクの田中氏から「ソフトバンクにおけるHAPS(High Altitude Platform Station)の開発」と題し、HAPSの特徴や有効性、成層圏用バッテリーやモーターの開発及び大型無人航空機「Sunglider」飛行試験の紹介を行いました。
XGMF共同代表の中尾氏から「グローバルな連携による5Gと6G技術の推進」と題し、XGMFの概要説明に加え、東京大学中尾研究室が取り組む5G研究事例や6Gの紹介を行いました。
展示ブースでは、XR、スマート製造、スマート農業及びスマートヘルスケアなどの台湾における5G応用例が多数出展されておりました。
また会合後、デジタル産業署と情報・意見交換を行い、5G普及と6Gの開発について今後も積極的に交流を続けて行くことで合意しました。