XG モバイル推進フォーラム(XGMF)は、2025年5月28日（水）から30日（金）までの3日間にわたり開催された「ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)2025」に出展しましたので、その概要を報告いたします。
本年は5G関連の動態展示に加え、6Gに関する研究開発技術の紹介も行いました。
展示会場では、XGMF会員企業10社が計9ブースを構え、各社の最新の研究開発成果を展示するとともに、ブース内での講演も実施しました。3日間の期間中、XGMFの展示ブースには 800名を超える来場者が訪れ、大きな関心を集めました。
出展企業と主な展示内容は以下の通りです。

• 株式会社NTTドコモ/日本電気株式会社
  共同実験成果の展示、6G 無線高速伝搬エミュレーション技術の動態展示
• 日本電信電話株式会社
  高周波数帯分散 MIMO 技術、5G NR ネットワークトポロジー技術、無線センシング技術
• キーサイト・テクノロジー株式会社
  6G デジタルツインおよびセンシング向けソリューション
• シャープ株式会社
  小型・軽量 LEO 衛星向けユーザー端末試作機、5G NTN 通信の実証実験紹介
• 住友電気工業株式会社
  小型・省電力型ミリ波対応分散アンテナシステムおよびミリ波対応 CPE
• 東京大学大学院工学系研究科 中尾研究室
  次世代サイバーインフラの創成と社会実装に向けたユースケース創出の取組
• ビームウェイブ
  ミリ波 5G に対応したデジタルビームフォーミングソリューション
• 株式会社マグナ・ワイヤレス
  超低遅延通信を実現する UE（ユーザー機器）の紹介および動態展示
• 株式会社NTTデータSBC
  5G 動作検証用シミュレーターによるデモンストレーション

また、5月28日（水）には基調講演会場にて、「6G 最前線：世界の動向と日本の戦略」と題したワークショップを開催し、国内外から計7名の講演者をお招きしました。講演では、6G の標準化、研究開発、最新動向、国際的な連携に関する内容が発表されました。
会場には定員 300席を大きく上回る約 400名の聴講者が詰めかけ、立ち見が出るほどの盛況となり、6Gへの関心の高さがうかがえました。講演後のパネルディスカッションでは、6G に対する期待や課題、推進団体の果たすべき役割などについて、活発で熱のこもった議論が交わされました。

展示ブースの様子

ブース講演の様子

基調講演登壇者